【10/25 追記開始】
本日10/25にAmazonに寄せられたレビューから知ったのですが、
Xcodeの最新版であるバージョン6.1に対応していない記述が存在するそうです。
それらをXcode 6.1に対応させる形で、既に出版社から直々に正誤情報が公開されています。
執筆時の最新版であったXcode 6.0向けに書かれた内容と比較すると、主にSwiftの言語仕様(コンストラクタ)の面から相違する点があるそうです。
【10/25 追記終了】
本日それらの中の1冊目が届きましたので紹介致します。
タイトル:iPhone/iPadプログラミングバイブル Swift/iOS8/Xcode6対応
出版社 :ソシム株式会社
発売日 :2014/10/23
URL :http://www.socym.co.jp/book/952
今朝手元に届いてから現在まで読み続けているのですが、
iOS 8で動かせるSwiftのサンプルプログラムが50本も掲載されているということから超大ボリュームであり、とにかく読み応えがあります。
「まずは何よりサンプルプログラムが欲しい」、または「実際にプログラムを動かしながらSwiftを学習したい」といった方については、
失礼な言い方ですが、取り敢えずこの本を買っておけば困ることは無いと思います。
Swiftはまだまだ登場したばかりのプログラミング言語であることから、
Webから得られる情報を含めたとしても、こうしたSwiftプログラミングの情報を体系的に且つ詳細に得られる機会はすごく貴重であると思います。
逆に言えば「このような状況の中で、出版社の方は本書の制作に相当苦労なされたのでは?」と思ってしまいます。
そう思いますと、
本書の制作に携わっている方に対し本当に感謝の意ばかりです。
そして肝心の書籍の内容についてですが、
過去の同シリーズの内容を、「プログラムのiOS 8対応&Swiftへの移行」に合わせて順当にアップデートした内容であると感じました。
それに加え、
もちろんiOS 8からの新機能である「Touch ID機能のAPIの使い方」や、
その他には、例えばiOS標準のカメラアプリから他のサードパーティ製のカメラアプリのフィルタ機能を利用できる等、このように新しく採用されたアプリ間の連携機能である「App Extensions」と呼ばれる新要素についても、存分に解説がされています。
私からは、その内容量の膨大さから全部を紹介することはできませんので、
本書で解説されています詳しい内容については、出版社の公式ページから目次を是非ご覧ください。
私ですが、本書の既刊となる過去のシリーズについても何冊か所持しており、その際はObjective-Cの文法説明のページについてはある程度理解していることもあり殆ど読み飛ばしていたのですが、
今回はSwiftの文法についてのページも初心者同然にじっくりと読んでおります。
また、
Objective-Cメインで書かれていた以前の書面の内容を知っている私の観点からしますと、
「Twitterクライアントの作り方」および「サウンド&ムービーの再生プレイヤーの作り方」の2つについて特にお世話になった経験があることから、
本書を眺めることで「以前はObjective-Cで書いていたプログラムを、今回はどのようにSwiftへ対応させたのだろう?」といった見方もでき、
私個人としてはプログラムの移植的な面から見ても非常に価値が高いです。
↑
本書を含めた既刊5冊のうち、
最新の3冊(iOS 6〜8対応)については今回偶然手元に揃いました。
初期の2冊については、
購入したかどうかの時点から記憶が危ういです(´・ω・`)
・おわりに
今後において、少なくとも2冊は私の元にSwiftプログラミングの書籍が届きますが、
サンプルコード集として本書はSwiftプログラミングの心強い味方になると感じました。
やはりプログラミングの一番の勉強方法としましては、実際のソースコードを眺めて勉強する他に優れた学習方法は無いと私は思っています。
また発売時期の関係から、
つい昨日発売になったiPad Air 2とiPad mini 3については書籍内にて動作対象デバイスとして記載されていませんが、
これらの新型iPadからもプログラム的には問題なく本書の内容を実践することは可能だと思われます。
もちろん、iPhone 6 と 6 Plusについては動作検証を行ったと記載されていますので大丈夫です。
その他に解説されている内容としてましては、
iOS Developer Programへの登録方法や、プロビジョニングプロファイルに代表される各種証明書のインストール手順のように、
iOSを搭載した実機にて開発したプログラムを動かすための準備についても解説されています。
私は特に後者について、以前は意味をよく理解せずに説明されると同時に流れるがままに済ませてしまったと思う面があるため、
プログラム面だけでなくこのような準備面についてもこの機会に復習したいと思いました。
最後に、本書について強いて欲を言えば、
M7またはM8モーションコプロセッサを用いた「モーションアクティビティ」についても何らかのサンプルプログラムが記載されていたらより良かったと感じました。
こちらはiOSシミュレータではなく実機でないと試せないですし、
何よりもiPhone 6 PlusとiPad Air 2では気圧計を新たに搭載したことから、このような機能を用いてスポーツ(運動)やヘルス(健康)に関連するプログラムについても作ってみたいと感じたからです。
これについてはiOS向けだけでなく、
来月11月に提供予定のApple WatchのSDKである「Watch Kit」からも、プログラム的に流用できるのでは?という個人的期待もあります。
本当の最後にもう1つ、これは本書についてではないのですが、
「来年2015年の2月1日からはiOSアプリをリリースする場合、App Storeで配信するアプリについてはiOS 8のSDKを用いて開発しなければならない」という、開発者としては看過できない事実がついこの間Appleから発表されました。
そのため、これはあくまで私個人の一つの考えなのですが、
もし「iOS 7以前の環境でも動かせるアプリを作る」という必要性が無いのであれば、「このようにアップルに強制される形ではなく、自身の意思で最初からiOS 8のみに対応したアプリを作る」という考えのもと、
このチャンスを機にSwiftでの開発を始めるという選択肢もありではないでしょうか?
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