本日はいつもと趣向が全く違う、任天堂に関する記事をお届けします。
初投稿となるご挨拶の記事にて少し触れているのですが、
本サイトはアップルのみではなく、任天堂といったゲーム関連の話題についても記事を投稿できたらと思い設立しました。
もしお気づきの方が居られましたら嬉しいのですが、
私のプロフィールや本サイトのファビコンおよびWebクリップアイコン、ブログ脇のMiiverseのウィジェット(Wii Uのゼルダ無双より投稿しました)等、
これらには既に任天堂の要素が散りばめられています。
(どれも私が普段から実際に利用しているものであり、
具体的には3DSのMiiや、「どうぶつの森」でのりんごを模したアイコンや家具から画像をお借りしています。)
以上のように、まだ記事としては任天堂関連の話題について触れていない中、
昨年12月末に発売された3DSのゲームソフトである「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」のサントラが届きました。
そこで今回はゲーム関連の記事の第1弾として、昨日クラブニンテンドーから届いたばかりである本サントラを皆様にご紹介したいと思います。
まず本サントラの元となったゲームソフトについてですが、具体的な発売日は2013年12月26日(木)です。
それに対し本サントラが私の元へ届いたのが今年の10月(つい昨日)であり、時期的にゲームの発売から10ヶ月も経っていることから、
私としましてはサントラが出ること自体が正直意外で非常に嬉しかったです。
また公式サイトに記載がありますように、
通常は500ポイントが引き換えに必要なのに対し、今年の11月末までの期間限定で半分の250ポイントで引き換えられるというキャンペーンが行われていますので、私はこの絶好の機会を逃さずに引き換えることが出来ました。
また本ソフトの裏話をしますと、当初の発売日は2014年初頭を予定していました。
しかし実際は、任天堂主催のプレゼンテーション番組である「ニンテンドーダイレクト」の場から岩田社長直々の口により、
「発売日が延期するのではなく、その逆で2013年内に早まる」という、ゼルダファンにとってはたまらない発表がありました。
このような任天堂の神対応の背景には、
「発売日を前倒しにすることでまとまった休みの取りやすい年末年始に間に合わせるだけでなく、本作を期待されているお客様に少しでも早くその楽しみをお届け出来るようにしたかった」という、ユーザの事を想っての純粋な配慮があったのです。
もちろん私もそのお客様の一人でしたので、内心では心が踊ることを避けられませんでした。
これに続けて更にもっと発展した話をしますと、
本作は名前に「2」を冠しています通り、こちらについては前作が登場します。
これについては熱心なゼルダファンであればご存知であると思うのですが、前作が数年前に発売したというレベルではありません!
前作の「神々のトライフォース」は、
据え置き機のSFC(スーパーファミコン)の作品として1991年の11月21日に発売されましたので、
なんと今作は今から23年前の作品の続編であるということになります!!
前作の続きモノに位置するゲームソフトは数多く存在しますが、
これほどまで昔のソフトが前作に当たるのは他に例がなく、相当珍しいのではないでしょうか?
このことについては、やはり昨年の発売当時にかなり話題になりました。
(ちなみに前作の発売日ですが、その時点では私は生まれてすらいません。
ミンナニハナイショダヨ。)
次に紹介が遅れがちであるサントラの中身についてですが、なんと豪華2枚組となっております!
本作ではゼルダおなじみのハイラル王国に加え、それの対極に位置する「ロウラル王国」(ネーミング的に「Highラル」なのに対し、こちらは「Lowラル」)を行き来することから、
CD2枚にそれぞれの世界の音楽である全105曲が余すところ無く収録されています。
この投稿を書いている際にも本サントラを聴いているのですが、既に全クリした今でもプレイ当時の出来事が鮮明に思い出せるほど感慨深いです。
その中から私が特に好きな曲をセレクトしますと、
シリーズ共通の「ハイラル城」や「セレクト画面」、懐かしい「カカリコ村」や「迷いの森」などが挙げられ、
もちろんこれ以外にも枚挙にいとまがないほど好きな曲があるのですが、熱心なゼルダファンであればこのような心境についてきっと頷いて下さると信じています。
私はゼルダシリーズが大好きですので、本作も例に漏れず発売日に購入したのですが、
本作に対する感想を一言で表現すると「3DSというハードの特性および後述の"自身が壁画になれる"という仕組みを、ゼルダの世界観にてこれ以上にない形で上手に活かした神ゲーである」と評価できると思います。
このことを同じ任天堂のゲームに例に説明するのであれば、
本作では主人公のリンクがペーパーマリオのようにペラペラな状態になることが可能であり、ゲーム内においてこの動作は「壁画になる」と呼ばれています。
その結果、
壁の割れ目からその向こうの別世界(ロウラル)へ行けたり、さらにはこれが謎解きにも存分に活用されていることで、今までにないゼルダの世界観を演出していたりと、
この動作こそが本作の根底となるシステムを成していると言っても過言ではありません。
これ以外に特筆すべき点としましては、
「ダンジョンで新たに手に入れたアイテムを活用することでそこに巣食うボスを倒し、同時にそのアイテムの力により自身の行動範囲が広がる」という今までのゼルダシリーズのお約束に対し、
今作では「最初から全アイテムを適宜レンタルすることができるため、自分の好きな順にダンジョンを攻略してストーリーを楽しむことができるシステム」が導入されていますので、
ある意味今までのゼルダのセオリーを粉々に打ち崩しているという画期的な面もあります。
しかし私としましては、下記にて具体的に後述する理由により、
こちらよりも壁画になるシステムの方が遥かに画期的であるように感じられました。
このように壁画になることで可能になる具体的な行動としましては、
壁伝いに遥か遠く離れた足場へ到達したり、迫り来る大岩や敵から壁の中に身を隠したりといった、
一時的に2次元の住人になれるからこそ可能なアクションが挙げられます。
中には「空中で周期的なタイミングで数秒だけ接合する壁の中を渡り歩き、塔の頂上を目指す」といった、大道芸並みのアクションを要求される場面もありますので、
ゲーム性としましては「壁画になれる能力をどう活かすか」という頭脳的な発想だけではなく、こういった俊敏なアクション性も求められることから難易度が高いです。
(もっと具体的に補足しますと、いつまでも壁の中に入っていることはできず制限時間がありますので、
このことが要因で難易度が上がると同時に、その逆で「限られた時間内でより効率的に移動しなければならない」という面白みも生まれるのです。)
以上のようなゲーム性から、
私がプレイしていた当時は「3D立体視をONにしなければ解けない謎解きがあるのでは?」などと必要以上に疑ってしまい、
例えば「その時だけ秘密の階段が浮き上がって見える仕掛けがあるかも?」といったように、実際にはありもしない仕掛けを警戒してしまったりといったこともありました。
とは言え、3D立体視をONにしてプレイすることにより、
本ゲームではストーリーを進める上で決して無視することの出来ない「高低差」という要素が際立つのは事実です。
どういった場面で際立つのかについては、詳しくはすぐ下の説明をご覧になることで分かると思いますので、
普段は3DSの3D機能をOFFにされている方も、本ゲームについてはONにしてプレイすること是非オススメしたいです。
(さりげなくネタバレ失礼しましたm(_ _)m)
また本ソフトは3D立体視対応のゲームとは謳っていますが、
ゲーム内で壁画になって壁の中を移動する際は、縦横無尽にどの方向にも移動できる3Dではなく、実は左右の2方向にしか移動できない2Dに限定されていることも、
本ゲームを語る上で特筆すべき点に当たるでしょう。
これについてもネタバレ覚悟で例を挙げて説明しますと、
壁から出っ張っている障害物があるとその向こう側に行かれなかったり、
または壁伝いに移動できそうな場所がプレイヤーからは見えていても、ゲームの中のリンクからすると壁の中を上方向に移動することはできないという制限上、その高さまでは壁画の力を借りずに自分の足で移動しなければならないといった場面が存在します。
(これについて語弊がないようにキチンと説明しますと、
前者については直方体のように表面が平らな障害物や凹みに限り、それ伝いに壁の向こう側へ辿り着くことができますが、
もしシャンデリアのように造形が複雑な障害物が壁に掛かっていると、それを乗り越えて壁の向こう側に行くことができません。)
実際にプレイしてみるとこのように手が届きそうで届かないもどかしい状況が、皆様においてもきっとゲーム内にて多々見られることと思われます。
以上のように、
今までのゼルダシリーズにて培われた面白さを壊すこと無く、
このような「壁画になって壁の中を移動する」という本作独自の要素が、精練されたゼルダの世界観において見事に調和していることが、
私が神ゲーであると推す究極の理由です。
根本から振り返りますと本ソフトは23年前の作品のリメイクであり、さらには据え置き機から携帯機へプラットフォームを移す形で実現しているわけですから、
制作元である任天堂に対しては驚きを通り越して感動すら覚えます。
(その他に語りきれなかった凄い点を挙げますと、
Wikipediaにも記載されています通り、3DSの作品として秒間60フレームを実現しているという技術的な面があります。
因みにこの技術はスマブラやマリオカートといった他の3DSのソフトでも採用されていますが、
このことは私にとってはプレイヤーとしてだけでなく、一技術者としても衝撃的な出来事でした。
酷く言うようで申し訳ないのですが、
3DSは他社の携帯ゲーム機と比べると明らかにスペックが低いことは否めませんし、このような非力な機器で60fpsを実現していることだけでも凄いと感じる中、
実際に見てみるとリンクが剣を振る動きの滑らかさがヌルヌル過ぎて感動を覚えました。)
・それ以外のゼルダ談義
この場をお借りしまして、
おそらくこの機会を逃したら今後二度と紹介するチャンスが無いと思われる「クラブニンテンドーのゼルダグッズ」についてもご紹介したいと思います。
こちらについても本サントラと同様、私の秘蔵グッズと呼べるものであります。
まずは実際の写真をご覧ください。
これら2つについてはどちらも、Wii Uにて昨年の2013年9月26日に発売された「ゼルダの伝説 風のタクト HD」のグッズとなります。
左が本ソフトのサントラであり、右がゲーム内にてリンクが身に付けている※「正直者にしか見えない服」というアイテムを実際に再現した服になります。
現在これら2つについては残念ながら既に引き換えがどちらも終了していますが、
サントラについては応募者全員対象のソフト無料購入特典として、Tシャツについては優待交換キャンペーンを利用することで400ポイントにて、
当時はそれぞれ引き換えることができました。
ただ皆様のご想像に難くありませんように、このTシャツを実際に着る機会はやはり今までに一度もなかったため困惑しているという面もあります。(^_^;)
※シリーズおなじみである緑色の「勇者の服」ではなく、ストーリークリア後の2週目以降に初めて着られるようになる服のことを指します。
リンクが自身のおばあちゃんから"伝説の勇者"と称して手渡される際、
2週目以降では着る前と比較してリンクの見た目が全く変わらないことに由来し、このように呼ばれています。
こちらの作品についても軽く説明しますと、
こちらは2002年12月13日にGC(ゲームキューブ)用のソフトとして発売された「ゼルダの伝説 風のタクト」を、ストーリーやゲームシステムを若干アレンジしつつWii U向けに様々な改良が施されたリメイク作品になります。
ゲームファンの間では通称"ネコ目リンク"、スマブラ等の他の登場作品では正式なキャラクター名として"トゥーンリンク"と呼ばれているリンクが初めて登場した作品であり、
発売当時は既存のゲームファンに対し良い意味と悪い意味で両方の衝撃を与えた作品であったと記憶しています。
「トゥーンレンダリング」と呼ばれるアニメーション技法を採用したことで、今までとは世界の構造の何もかもがまるで原子レベルから全く違うと錯覚するような世界観が醸し出されている中、
予約特典では「裏ゼルダ」と呼ばれ、ゼルダシリーズの屈指の名作であるとファンの中では名高いNintendo 64の「時のオカリナ」をGCで遊べる特典ディスクとして付属したことも相まり、
当時はこのような2重の意味でも話題になりました。
このようなトゥーンリンクが主人公として活躍するゼルダのゲームソフトは、これを皮切りに他にもリリースされており、
これらの作品は前述の独特な世界観を理由に、熱心なゼルダファンの間でも好き嫌いが特にハッキリ別れると私は感じています。
このように上ではネガティブにも捉えられかねない発言をしましたが、
あくまで私個人としましてはこのようなゼルダシリーズも大好きであり、風のタクトの他にはDSの「夢幻の砂時計」といった作品も今までに好んでプレイしています。
続いてですが、
本作ではリメイクによりどのような変貌を遂げたのかについても軽くご説明したいと思います。
まずはタイトルに「HD」を冠していることから察しがつきますように、第1の特徴としてHD解像度に対応していることが挙げられるでしょう。
任天堂の据え置き機は、一世代前のWiiまでSD解像度を採用しており、
Wii Uからはハード自体の能力として標準でHD解像度に対応しました。
私は前作をGCにて何度もストーリーをクリアするほどにやり込み、そして好んでいましたので、
こちらについても発売が告知された時は嬉しさのあまり舞い上がってしまい、結果的に発売日にすぐ購入したほどです。
実際にHD解像度に生まれ変わった風のタクトをプレイしてみると、その画質から生じる表現力の差は一目瞭然でした。
この感動を本サイトの主な趣旨であるアップルの話題になぞられて表現するのであれば、
つい最近投稿した「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」のフォトレビュー内にて触れたのように、
非Retinaの画面がRetinaに生まれ変わったことに匹敵するような、またはそれ以上の進化のように感じられました。
iMacと風のタクトの両方について、
私はどちらも年月単位で触れていて従来の画質についても知っているからこそ、これらが進化した際の画質の違いについて鮮明に感じることができました。
最後に第2の特徴としましては、
風のタクトのゲーム内にてユーザから特に不満の声が大きかった点が改善されていることが挙げられると思います。
ただこれについてはネタバレになりかねませんので、詳しく言及することは基本的に控えさせて頂きます。
(神々のトライフォース2については、本投稿の本旨でありますので見逃して頂けますと幸いです。)
ただ唯一私の口から直接発言できる内容としましては、任天堂から公式に言及されています通り「使用すると前作と比較して船の移動スピードが2倍になり、快適な航海が楽しめるアイテムが用意されている」いう点について、
特にアピールさせて頂きたいです。
そもそもこのような事態を引き起こしている要因にはハードの仕様が関係しており、
具体的に説明しますと前作ではGCというハードの特性上、船の移動スピードを速く設定し過ぎるとディスクからの読み込みが追いつかなくなるため、ユーザから見ると遅すぎると感じるスピードに故意に固定してあるそうです。
このような背景によりGCでは実現できなかったものの、
Wii Uではディスク媒体の専用ソフトにて、GCのように完全な独自規格のディスクを採用するのではなく、Blu-ray Discをベースに仕様を独自にカスタマイズしたディスクを採用したことから、
時代の移り変わりと共にハードのスペックが向上したことにおける賜物(副産物)として実現できたと言えると思います。
また、このように船の移動スピードを2倍にするアイテムについてですが、
使用時は何もしなくても常に追い風になるという特性もありますので、
前作では移動前にその都度「風の唄」を用いて風向きを調整していた作業が、今作では完全に不要になったとも言えます。
これについては私自身も時折煩わしいと感じることがありましたので、
これを知ってしまうと元のシステムにはもう戻れないと思うほど抜本的な改革であると感じる反面、個人としては非常に嬉しい変更点でした。
・おわりに
思えば今月1日からブログを始め、最初は右も左もわからず自身の思うがままに走り続けた結果、
本日にて本サイトは無事1ヶ月を迎えることができました。これは自身の力だけではなく、ご覧になる皆様が私に活力を与えて下さったからこそ成し得た成果であると思っています。
また本投稿のように、アップル以外のゲーム関連の話題をお届けすることについては今後も頻度は低いと思いますが、
今年は3DSのポケモンのルビサファリメイクやWii Uのスマブラ、来年はゼルダの完全新作(Wii U)などが控えていますので、私の気が向きましたら購入予定であるこれらについて何らかの話題で投稿することもあるかもしれません。
本記事にて、ブログを始めた10月での投稿は最後になります。
来月11月以降も精力的に記事を投稿していきたいと考えておりますので、宜しければ今後も是非本サイトのご愛顧をよろしくお願いします。
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2013年度プラチナ会員特典のクラブニンテンドーカレンダー2014より、
昨年10月発売の3DSソフト「ポケットモンスター X・Y」
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