2014年11月15日土曜日

iPad Air 2のSIMフリー(Wi‑Fi + Cellular)モデルが届きました!


 10/7の投稿では「購入を検討している」と発言し、その後の10/17の投稿では「金欠のため買えない」と発言したiPad Air 2ですが、
自身の中で様々な事情を考慮した結果、急遽購入することを決意しました。


昨日の11/14に、アップル純正のSmart Case(PRODUCT RED)も併せてApple Online Storeにて注文し、早くも本日11/15に手元に届きました。
私としましては紹介したい内容が沢山あることから全て紹介するには非常に骨が折れ、また液晶保護フィルムや格安SIMなどの手配がまだ追い付いていないという面もあるため、
まずは自身の手が届く範囲から記事としてまとめたいと思います。






急に購入を決意した理由

 購入に至るまでの理由ですが、おおまかに3つあります。
 
 まず第1の理由としましては、「iPhone 6 Plusの購入後、iPad mini 2の使用頻度が劇的に減った」ことが挙げられます。
これについては今までに公開した記事の中でも触れており、
iPhone 6 Plusでは物理的な画面サイズがiPad miniにかなり近づいたため、状況に応じて使い分けることが自身の中では正直難しくなりました。
この事態を受け、
私の中ではiPad miniの存在意義が次第に薄れていくと同時に、「7.9インチではなく9.7インチのiPadが欲しい」という気持ちが大きくなりました。
また私としましては、
以前は "新しいiPad" と呼ばれていた第3世代のiPadを使っていたことから、この機会に9.7インチサイズのiPadへと回帰することにもなりました。
 次の2つ目は金銭的な面についてです。
つい最近、自身の知り合いに「iPad mini 2を安価で譲って欲しい」という、私の願望を満たしてくれる方が現れたため、
上の10/7の投稿で言及した内容の通り、今回のiPad Air 2の購入費用に充てることにしました。
現時点において、その知り合いにはまだ売り渡してはいないものの、
次の3つ目の理由により、iPad mini 2とのお別れの前にiPad Air 2の購入の方が先に訪れる形になりました。
 そして最後の3つ目が購入の決定打となり、それはズバリ昨日11/14から実施されたiPhoneの値上げです。
このことを知った時、
私としましてはiPhone 6 Plusを発売日に買っておいて良かったと思う反面、今後はiPhone以外のアップル製品も値上げの対象になることは想像に難くないと感じました。
本記事の執筆時点ではiPad Air 2の値上げは行われていませんが、
今後行われるであろう値上げを危惧し、このタイミングにて購入へと踏み切ることになりました。



変化した外見をチェック

 では早速、購入したiPad Air 2を皆様にご紹介したいと思います。
まず最初ですが、変化が最も分かりやすい外見の面からお伝えします。

旧型のiPad Airと比較し、今回のiPad Air 2にて変化した点は主に次の3つであると思います。

1.Touch ID機能を搭載したこと
2.iPad Air 2よりも薄くなったこと
3.左側面のミュートスイッチがなくなったこと

 1については、本記事の冒頭に記載した実物の写真からも分かりますように、
iPad Air 2およびiPad mini 3からはiPhoneと同様、iPadでもTouch ID機能を使うことができるようになりました。


 2と3についてですが、旧モデルからの薄型化の恩恵の裏では左側面のミュートスイッチが廃止されることになりました。


このスイッチに対しては、ユーザ側から「ミュート」または「画面の回転防止」のどちらか一方の機能を好きに割り当てることが可能で、割り当てていない方の機能はコントロールセンターから使用することが出来ました。
今回のiPad Air 2ではスイッチそのものが廃止されてしまったため、どちらの機能もコントロールセンターからアクセスするように仕様が変更されています。



また右側面については、今まで同様に音量のプラス/マイナスのスイッチが用意されており、仕様の変更はありません。




進化を遂げた内面をチェック
 
 外見の次は内面について、つまりはスペックの面を観察します。


iPad Air 2のスペックの中で、特に話題になったのはメモリの容量であると思います。

iPhone 6および6 Plusでは今までの1GBからのメモリの増量が期待されていましたが、
発売後に行われた本体の分解レポートを通し、メモリの増量は行われていないことが明らかになりました。
このことについて一部では落胆の声が多く聞かれたため、iPad Air 2にてメモリの増量が行われるのかについては、どちらかというと懐疑的な声の方が多かったと私は感じています。

 しかしiPad Air 2の発売後、このような状況は好転しました。
上と同じく発売後にて行われた本体の分解を通し、iPad Air 2のメモリ容量は1GBから2GBに倍増していることが確認されたのです。

【朗報】iPad Air 2はメモリが2GBで確定! : IT速報

これについては私のiPad Air 2からも、「iMemoryGraph」というアプリを通して確認が取れました。


iOS端末としては初めて2GBのメモリを搭載することになったため、上のスクリーンショットのように空きメモリ容量が1GBを超える状況も見られるようになりました。

また、同じく新発売となったiPad mini 3の場合、
残念ながらこちらはメモリ容量が1GBから全く増えていませんので、Touch ID機能を搭載したことを除くとスペック面にやや物足りなさが感じられるかもしれません。

【悲報】iPad mini 3はメモリ1GBで確定。進化はほとんどなし : IT速報


 「iPhoneとiPod Touchではともかく、iPadでメモリが1GBというのは少なすぎる!」という意見は今まで多く聞かれていましたので、
今回のiPad Air 2の購入理由としましては、私を含め皆様におきましても2GBのメモリ容量がその大半以上を占めていると感じます。
私はまだiPad Air 2を触り始めたばかりではありますが、アプリを同時に立ち上げた際の挙動がiPad mini 2よりも明らかに安定していることは現時点でも十分に実感できていますので、
「バックグラウンドで動いているアプリが落ちにくくなる」という需要については、皆様のご期待に確実に応えられると感じています。



 メモリに続き、2つ目はCPUについてです。

CPU性能と言いますと、コンピュータのスペックの中では今も昔も代表格として扱われることが多いと思います。
このCPU性能については、先ほどのメモリ容量の倍増ほどのインパクトがある進化ではないのかもしれませんが、
コア数が2つから3つに増えるという大きな進歩を遂げています。

iPad Air 2のA8Xプロセッサは3 Coreで、最大動作クロックは1.5GHz、メモリ容量は2GB仕様 | iPad | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤) 


上でのメモリ容量の倍増に続きまして今度はCPUのコア数についてですが、こちらについては「Omnistat」というアプリ(通知センターのウィジェット)を通して私からも確認しました。



全てのiOS端末には、アップルが独自に設計した「Apple Aシリーズ」と呼ばれるプロセッサが搭載されており、
当初は一貫してシングルコアであった同プロセッサは、
iPhone 4Sにてシングルコアからデュアルコアへ、そして今回のiPad Air 2にてデュアルコアからトリプルコアへと進化しています

 ただ実際には、CPUのコア数が増えても必ずしもそれがスペックの向上に結びつくとは限らない場合もあるのですが、
実質的にはメモリ容量の倍増と同じくスペックの大幅な強化であることは紛れも無い事実でしょう。



 ではスペック面の紹介の最後に、3つ目としてGPU性能について触れたいと思います。

申し遅れましたが、上で紹介しましたiPad Air 2に搭載されているプロセッサは「Apple A8X」と呼ばれています。
このような末尾に「X」が付くAppleのプロセッサはiPadのみに搭載されており、A8Xの他にはA5XとA6Xが存在します。
この「X」は、Apple Aシリーズのプロセッサ内に含まれているグラフィック性能を司るGPUの性能が高いことを表しており
そのXが付くプロセッサが初搭載された「新しいiPad (第3世代)」では、iPadにおいて初のRetina化が果たされていることから、
従来の4倍のピクセル数を駆動させるのに耐えられる高いグラフィック性能が伺えます。

ここでお気づきかもしれませんが、この慣例に続くのであれば昨年は「Apple A7X」が登場しているはずでした。
しかし、昨年発売されたiPad AirおよびiPad mini Retinaディスプレイモデル(現在は "iPad mini 2"に改称された)では、Xが付かない「Apple A7」が採用されています。
これについては多くの方の予想が外れると同時に、
iPhoneに採用されているXが付かないプロセッサでも、iPadに求められるグラフィック性能を十分補えるほどに絶対性能が向上したと評価することができます。

 
 以上の背景から、「今年はApple A8Xは登場しないのでは?」と思われていたのですが、
実際はその予想を完全に裏切り、iPad Air 2では「Apple A8X」プロセッサが採用されるという事実が判明しました。

このように、「昨年から無くなったはずのXが付くプロセッサが、なぜ今になって再登場したのか?」という問いについてですが、
Appleからは公式の声明は特に発表されていないものの、私個人の意見としましては「スマホおよびタブレットで遊ぶゲームのためにApple A8Xが作られた」と考えています。
 ここで私からは特に詳しい説明をしなくても、今や家庭用ゲーム機の仕事をスマホやタブレットが奪っていったことは疑いようのない事実であると思います。
この事実に加え、近年では老舗のGPUメーカーで有名なあのNVIDIA社までもが自社設計のタブレットを発表することでゲーム業界に参戦するなど、
現在はゲーム業界までもを巻き込みながら、スマホやタブレットの鮮烈な開発競争の渦中にあると言えるでしょう。
 Appleはこのような時代の背景を鑑みて、
今年6月のWWDCではiOS端末のグラフィック性能をゲームにおいて最高に引き出せるようにする方法として「Metal」と呼ばれる新技術を発表したりといったように、
iPhoneやiPadをゲームを遊ぶためのプラットフォームとして発展させていこうという姿勢を取っています。


つまり一言でまとめますと、「何故今になってXが付くプロセッサを復活させたのか?」という問いに対しては、
「高度なグラフィック性能を要求されるゲーム用途にも耐えうるプロセッサとして、Apple Aシリーズを再設計するため」と言えると思います。
実際にiPad Air 2に採用されたApple A8Xの実力を確認してみますと、
内部設計としては今までのGPUのコア数が倍増した8コア構成になっており、現行のタブレットの中では最強クラスのグラフィック性能を誇っていることから、
少なくとも私の主張は間違っていないと思うのですが如何でしょうか?



iPhone 6 Plus, iPad mini 2, iPad Air 2の画面サイズを比較してみた


 上の写真では、左からiPhone 6 Plus, iPad mini 2, iPad Air 2になります。
ちなみに詳しい方であれば分かるかもしれませんが、この3つについてはどれもアップル純正のケース(PRODUCT RED)を装着しています。
※ちなみにApple Online Storeの販売ページ内の質問コーナーには、
「iPad Air 2用という表記が見られないために、厚さが異なるという理由で使うことができないiPad Air用のケースを間違えて購入してしまわないか心配である」という声が寄せられていますが、
私からも実際に確認してみたところiPad Air 2にて何の問題もなく使うことが出来ました。
私としましても、商品名には「iPad Air 2用」と冠するべきでは?と感じます。



 次は左にiPhone 6 Plus, 右にiPad mini 2を並べてみました。


実際に隣に並べてみることで、私が冒頭で主張していたように「iPhone 6 PlusとiPad mini 2の使い分けが難しい」と述べていた理由が少しでも伝わると思います。
iPhone 6 Plusが5.5インチ、iPad mini 2が7.9インチなのですが、
この2.4インチの画面サイズの差については、どちらのデバイスも私からは片手でホールドできることも相まり、活用場面の違いを殆ど生み出せていないと感じるのです。


 上の結果を受け、
今度は左にiPhone 6 Plus, 右に今回購入したiPad Air 2を並べてみます。


今度は如何でしょうか?
iPad Air 2は9.7インチの画面サイズですので、私としましては5.5インチのiPhone 6 Plusとは4.2インチ差の画面を活かし、様々な面で上手く差別化できていると感じています。



おわりに

 本投稿の執筆時点では手元に格安SIMが用意出来ていないため、3G/4Gの携帯電話のネットワークの面からの紹介が全く出来ていないのですが、
手元に準備でき次第記事を投稿してレビューしたいと思っています。


また今回、私としましては初めてiPadのセルラー版を買ったため、
iPhone 6 Plusの例のようにSIMカードを挿入しないとアクティベートできないという仕様だったらどうしよう?(^_^;)」という心配を抱いていたのですが、
実際はそのようなことは無く杞憂に終わりました。
新しいiPad(第3世代)の時のようにWi-Fi版を購入した場合は、このような心配をする必要は全くないのですが、
もしSIMカードが挿入されていないと使い始めることが出来ない仕様であった場合は、手持ちのiPhone 6 Plusで使っているSoftBankのSIMを一時的に間借りしてアクティベートを済ませるところでした。(笑)

このように携帯電話のネットワークに接続できることに加え、
セルラー版のiPadにはもう1つ、Wi-Fi版には備わっていない機能があります。
それはGPS機能です。
他社のAndroidタブレットであれば、Wi-Fiでしかインターネットに繋げる手段がないモデルであってもGPSを内蔵している端末も存在するようですが、
残念ながらiPadの場合、GPS機能が欲しいのであればセルラー版を購入するしか無く、私としましては「GPS機能をiPadのアプリ開発に役立てないだろうか?」という期待も込めて今回はセルラー版を選びました。


 以上のように、
今回のiPad Air 2にて初めてセルラー版のタブレット端末を購入したことから今はその仕様について混乱している面もありますが、
それらについて実際に確かめて結果を明らかにした際などは、今後も当ブログからお伝えしていきたいと思っています。

これについて、現状にて最も気になっていることとしましては、
私の環境では格安SIMを使わなくてもiPhone 6 Plusのテザリング機能(SoftBankのSIMを仕様)にて屋外でもインターネットに繋げられるため、
格安SIMとテザリングはどういう風に使い分けるべきか?という点が私の中にあります。
「そもそも格安SIMを契約しなくてもiPhone 6 Plusのテザリング機能で十分なのでは?」という場面も十分に考えられますので、
こういった実用の面だけではなく利用料金の面についても、今後において考察を重ねて自身の中での最適解を模索していきたいと思います。


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