2014年12月8日月曜日

「amiibo」を使い、Wii Uのスマブラとゼルダ無双で遊んでみました!


 突然ですが本投稿をご覧の方に質問です。
皆様は「amiibo(アミーボ)」をご存知でしょうか?

ご存知でない方に対し簡単に説明しますと、
端的に言ってしまえば「Wii Uと3DSで使える任天堂製の実物フィギュア」といったものであり、実際にゲーム内にてこのフィギュアの情報をNFCの技術を用いて読み書きすることで様々な遊びに役立てることができます。
現在の時点でamiiboに対応している代表的なソフトとしましては、
一昨日の12/6に発売された「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」があり、これにより同ゲーム内ではプレイヤーの分身として共に戦うフィギュアプレイヤー(通称:FP)として参戦させることが可能です。
(amiiboのラインナップや発売日といった詳しい情報につきましては、公式サイトをご覧ください)


私は発売日にWii Uのスマブラ(GCコントローラ接続タップの同梱版)を購入しており、また同日発売のamiiboについてはゼルダの伝説シリーズのリンクを購入しています。
その他の対応ゲームとしてましてはWii Uの「ゼルダ無双」を持ち合わせていますので、
本投稿ではこの2つのゲームにおいてamiiboを用いて遊んでいる様子をご紹介します。

左から、Wii Uのスマブラ・リンクのamiibo・amiiboの収納ポーチ

amiiboのパッケージの裏側




amiiboについての補足説明

 まず最初は実際のゲームにて使ってみる前に、リンクのamiiboの外観からご紹介します。

前面
背面


 前と後ろをご覧になりましていかがでしたでしょうか?
気になるお値段につきましては、一体あたり消費税込みで1,296円となります。

普段からはフィギュアを集める慣習の無い管理人の感想としましては、
実際に手元に届くまでは発売前に下記の記事を見た時から、そのクオリティについては失礼ながら不安を抱いていたのですが、
いざ目の前にて直視してみますと顔の表情に若干違和感を覚えるような気もしますが、それを除きますと特に目立った不備などは感じられず、同価格帯のフィギュアの中では十分な出来ではないかと思います。
任天堂のゲームと連動するフィギュア「amiibo」のクオリティが低いと話題。見るからにメイドインチャイナ : IT速報



 次は、リンクが立っている台座にご注目下さいませ。
何やら、金色のコインのようなものの上に立っていますね。


熱心なファンの方であれば既にお気づきであると思いますが、実はこれスマブラのゲーム内に実際に登場するフィギュアを模したものになっています!
3DSとWii Uの最新作を含む歴代のスマブラの世界観としましては、「主に任天堂のキャラクターが一堂に会し大乱闘を繰り広げる」というスタイルが貫かれていますが、
実は実際に集まっているキャラクター達は本人ではなく、スマブラの世界に招かれたフィギュアであるという設定です。
具体的にはマスターハンドの企てによりスマブラの世界に招かれることになるのですが、
その世界で登場する姿こそ、まさしく上の写真のようなスマブラマークの金色のコインに載せられた姿なのです。

また、台座の裏側については以下のようになっています。


こちらについては任天堂やamiiboといったロゴに加え、各種製造番号といった情報が記されています。


 冒頭でも触れましたが、amiiboはスマブラ以外のゲームでも使えます。
ただ、モチーフとしましてはスマブラのゲーム内に登場するフィギュアということもあり、
12/6のWii Uのスマブラと同時に発売された第一弾のラインナップの後に登場する第2弾, 第3弾といった今後発売されるamiiboにつきましても、基本的にはスマブラに登場するフィギュアを基に再現された造形と見ていいでしょう。
ラインナップ|amiibo|Nintendo



 amiiboが背負う背景についての説明が長くなりましたが、以下より実際にゲーム内にて使っている様子をご紹介します。
まずはWii Uのスマブラからご覧ください。



Wii U用ソフト「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」での様子

 まずはWii Uのスマブラにおける様子からご紹介します。
実際にamiiboとスマブラを連携させるためには、スマブラのタイトル画面から選べる「いろんなあそび」というメニューの中からamiiboを選択します。



そうすると、amiiboをWii U GamePadに内蔵されているNFCのリーダー/ライター部に近づけるように促されますので、このタイミングで指示通りamiiboを近づけます。


十字キーの下にあるマークにamiiboを押し当ててみます。台座の底面を押し当てるようにすればOKです。


amiiboが認識されました。
認識にかかる待ち時間は約1〜2秒ほどで、その際には完全に押し当てなくても少し間が空いていても大丈夫でしたので、
この辺りは先月に行われたWii Uのamiibo対応アップデート(5.3.0J)が活きていると感じました。




これより、amiiboをWii Uのスマブラに対し登録する作業に入ります。



カスタマイズするリンクのFPのコスチュームを選び、ニックネームを決定します。
私の場合は特にこだわりがなかったため、とりあえずは自身と同様に "ながのKEN" と名付けました。





では早速、登録したamiiboをスマブラで活躍させてみます!
上の画像にも写っていますが、amiiboは "あまった「装備」をたべさせて成長させたり「必殺ワザ」を取り替えられたりします" といった活用ができるそうです。
実のところ私もまだ全体像を把握し切れていませんので、amiiboについてはこれから実際に使いながら勉強したいと思います。

登録作業が完了したばかりのamiiboのステータスがこちらになります。
レベルや攻撃力, 防御力, 速度などが表示されていますので、戦いの経験を積むに連れこれらがパワーアップするということでしょうか?



 やはり、まずは皆でワイワイと戦う大乱闘で使ってみたいと思います。
ですがここで一つ、私としては想定外の事態が発生しました。
どう設定しても、amiiboを自身で操作するように設定できないのです!

「◯P」といったプレイアブルキャラとして設定できず、
amiiboについては一向に「FP」(フィギュアプレイヤー)の表示のままです。

この点については公式サイトAmazonのレビューでも同じことを指摘されている方がいらっしゃり、
もともとFPは自分で操作することは出来ず、完全にCP(コンピュータプレイヤー)が操作する仕様になっているそうです。
きちんと下調べをせずに購入した私が完全に悪いのですが、自身の手で操作できることを期待していたため、この仕様については少しショックでした。
公式サイトより転載。
"「フィギュアプレイヤー」は自分の判断で戦い、〜" とありますので、
「すなわち、自身のプレイアブルキャラとしては操作できない」と判断して間違いなさそうです。


 しかし、ここで気を落としてはいられません。
まだamiiboを戦わせてすらいないのですから、まずは実際に大乱闘に参加させてその感触を確かめてみましょう!


開始直後はLv.1だったのですが、早くも1分半が経過したところでLv.2にレベルアップしています。
レベルアップの瞬間をカメラに捉えるのは一瞬であるために非常に難しいのですが、
ポケモンと同様に、スマブラでは相手をスマッシュで吹き飛ばしたりして戦うことで自然とレベルが上がるようです。


初めての大乱闘が終了したところです。
今回の一戦だけでレベルが1から5に上がりました。


公式サイトによりますと、最大レベルは50だそうです。
私としてはゼルダ無双の「150」や、ポケモンの「100」といった最大レベルだと思っていたのですが、
どちらも的外れだった模様です。


 大乱闘の終了後、以下の様に「amiiboの育成画面に行きますか?」と聞かれました。
その後も何戦かこなしてみたのですが、その度に同じことを聞かれます。
ここで「はい」を選択することで、上昇したレベルやカスタマイズした必殺技などの情報をamiibo側に最新の情報として書き戻すことができるようです。
(このタイミングだけではなく、
先頭に記した「いろんなあそび」からamiiboの設定項目を選択することで、いつでもamiiboの育成が可能です。)



ですので実用的な使い方としましては、
対戦終了の度にamiiboへ情報を書き戻すのではなく、プレイを終えるタイミングでamiiboに対し最新の情報を書き込むというのが良さそうです。
amiiboに対して情報を書き込むためには、amiiboの登録作業を通して初めて情報を読み込んだ時と同様、
記録待ちの画面が表示されている時にWii U GamePadへ対象のamiiboを近づければOKです。





 ここまでの一連の作業を通しまして、スマブラでのamiiboの活用方法の紹介は以上になります。

amiiboを使ってみた私の感想としましては、一人でスマブラを遊ぶのが今までより楽しくなる可能性を秘めていると感じました。
スマブラというゲームについては、私は「一人でやりこむよりも複数人でワイワイやってこそ真価を発揮するゲームである」と考えていますので、
現に9月に発売した3DS版のスマブラの方も購入したのはいいものの、こちらについては携帯機という特性上一人プレイが多くなってしまい、
結果としてはまだまだ解禁されていない新キャラを多く残した状態であるのが個人的な実情でした。
ですがamiiboを活用してみると、既に言及しました通り「ポケモンを育成する」というスタイルに似た新たな楽しみ方が生まれ、
これなら一人でのプレイも続けられそうだと感じました。

 実際にはまだ3DS版のスマブラではamiiboを使うことは出来ませんが、今後対応することははっきりしていますし、
何よりも3DS版とWii U版, それに加えamiiboを連携させることで遊びの幅が広がるわけですから、
今からでも3DS版のスマブラについてプレイを再開したいと思います!

よくある質問|amiibo|Nintendo




Wii U用ソフト「ゼルダ無双」での様子

 次はゼルダ無双での様子です。
こちらではスマブラのように「ゲーム内でキャラクターを育成し、amiiboとして持ち運ぶ」といったことは出来ませんが、amiiboを使うことでゲーム内でリンクの追加武器である「スピナー」が手に入ります。
amiibo™ 対応アップデート(2014年11月27日対応)[11月21日更新]


実際にスピナーを使ってみた様子については既にMiiverseの方にあげてありますので、まずはこちらからご覧ください。


 このスピナーとは、2006年にWiiおよびGCで発売された「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」に登場するアイテムとして知られています。


同ソフトはWiiと同日の2006/12/2に発売されたこともあり、元々ゼルダ好きの私からしますと写実的で且つリアルなグラフィックにも惹かれ、当時は相当やりこんだ記憶があります。
一見しただけでは任天堂のゲームとは思えないほどのリアルな世界観の描画を実現しており、私としましては今となっても「HDではなくSD解像度のゲームである」という事実が信じられない程です。

 以上のようにゲームとしてのクオリティが非常に高いトワイライトプリンセスですが、その中で登場するスピナーというアイテムの虜になっている方は非常に多いと思います。
何を隠そう、私もその一人です。^^;
ゼルダ無双にてリンクがスピナーを用いて戦っている様子については、本ソフトの開発元であるコーエーテクモゲームス様がYouTubeにて動画を用意して下さっていますので、実際の様子をどうぞご覧ください。




スピナーを一言で説明するのであれば、「リンクが上に乗って操作するベーゴマ」といったところでしょうか?
トワイライトプリンセスではとあるダンジョンの中で初めて入手でき、そこでのボス戦では上の動画のように壁を走る演出がとても爽快だったため、
発売から8年が経過する現在でも非常によく覚えています。
今になって思えば、スピナーは無双シリーズのコンセプトである「爽快アクション」というテーマにもぴったりハマっていて、
今年の8月に発売してからも精力的に開発を続けるスタッフのゼルダ愛があってこその奇跡のコラボレーションであると思っています。

管理人からしますと、
ゼルダ無双については発売後に行われる長期アップデートが始まる前に全体を通し一通りクリアしてしまったため最近はプレイしていなかったのですが、
有料でのDLCが気になり一括で購入したこともありますので、amiiboを入手したこの機会に再度やり込みを始めたいと思います!


 またゼルダ無双でのamiiboの使い方について触れていませんでしたが、操作は簡単で「タイトル画面でWii U GamePadにリンク(または来年発売のトゥーンリンク)のamiiboを近づけるだけ」です。



読み取りや設定などに対し特に苦戦すること無く、すんなりとスピナーを入手することが出来ました。
これ以降、リンクの追加武器としてスピナーが使用可能になります。



 リンクとトゥーンリンク以外のamiiboを近づけた場合はどうなるのか?については検証していませんが、
公式サイトによりますと「ゼルダの伝説」シリーズ以外のキャラクターを近づけた場合、「毎日最大5つまでゲーム内のアイテムをランダムで入手できる」と記載されています。
この場合はスピナーを入手することは出来ませんので、ゼルダ無双のスピナーを目当てでamiiboを購入される際はくれぐれもご注意下さい。




終わりに

 実際にゲーム内にてamiiboを使っている様子のご紹介が終わりしたので、
本記事の最後としまして、冒頭に掲載した写真に写っているamiiboの収納ポーチなどについて触れてから終えたいと思います。


本商品は株式会社ホリによる、現在amiiboにおいては唯一の任天堂公式ライセンス商品として販売されています。


中を開けますと、
各amiibo用の部屋を区切る仕切りがあることが分かり、最大3体までのamiiboを収納し持ち運ぶことができます。



また背面、および天井および底面のデザインについてですが、
天井部分に持ち手が付いているという点を除きますと、これといって特に変わった点はありません。

背面
天井部分
底面

以上のように、
前面にあるamiiboの意匠以外には特に目立ったデザインの無い、シンプルで且つ素敵な収納ケースとなっています。
正直、これが任天堂が直接販売している商品であってもおかしくない出来であると思います。
私は本製品を非常に気に入っており、
今になり改めてAmazonの在庫について確認してみたところ、なんと「Amazon公式が販売する在庫については、現在のところ存在しない」という状況でした。



 スマブラ特需により、ゲームキューブ(GC)のコントローラーでWii Uのスマブラを遊ぶことができる「Wii U用ゲームキューブコントローラ接続タップ」(Wii Uのスマブラとの同梱版も同じ状況)についてはソフト発売後の現在も世界的に品薄が続いていることについて知っていましたが、
厳密に言うと任天堂の商品ではない他の会社の関連商品までもが品薄になるとは、この瞬間になるまで正直思ってもいませんでした。


 既にAmazonには好意的なレビューが寄せられていますように、機能性やデザインの良さが買われ、実はひっそりと人気のある商品なのかもしれませんね。
またはスマブラ特需にあやかれるのは任天堂だけではなく、他のアクセサリーメーカーについても同様であるという表れなのかもしれません。



 以上をもちまして、本投稿でのamiiboの紹介を締めたいと思います。

現時点ではamiiboに対応しているソフトはWii Uにしか存在しない」という都合上、今回はWii Uでの活用風景しかご紹介できませんでしたが、
また本体にNFCのリーダー/ライターを内蔵していない旧型の3DSであっても、2015年にamiiboに対応させることができる周辺機器が登場することも明らかになっています。


今年2014年にはWii Uのスマブラをきっかけにamiiboの活躍が始まりましたが、来年2015年には3DSを含む更なる躍進が期待されます。
特に「3DSではスマブラを除くと、まだ具体的なamiiboの活用事例が示されていない」という状況でありますので、
今後行われるであろうニンテンドーダイレクトといった発表の場からまだまだ目が離せません。(*^_^*)

 

■ 番外編

 本記事を最後までご覧頂きまして、本当にありがとうございます。
さて読者の中には、「どのamiiboが一番人気があるのか?」と気になる方もいらっしゃると思います。
この疑問に対しましては、12/4の時点でのAmazonの販売数ランキングにおけるTop10を発表しているページを見つけました。


それによりますとリンクが最も人気があるそうで、私としましては嬉しい限りです。(^_^;)
皆様はどのamiiboが一番お好きでしょうか?


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