2015年1月2日金曜日

Apple Developer Programの年会費が値上げに! 日本でも時間の問題か!?


 ご挨拶が1日遅れる形になりましたが、今年もよろしくお願いします。ヽ(*´∀`)ノオメデト─ッ♪
今年は西暦では2015年、元号では平成27年となります。


このような新年のご挨拶は、別途記事を設けることで行うことも検討したのですが、
昨年末のご挨拶ではそれと関連する別の話題と同時に済ませてしまいましたので、今回につきましてもこの場をお借りした簡単なご挨拶に代えさせていただきたいと思います。



 さて新年が明けてから初となる本記事ですが、
ついさっき「気になる、記になる…」様をチェックしたところ、開発者としては見過ごせない重大情報が目に入りましたのでご紹介します。

Apple、欧州諸国でiOS/Macの開発者プログラムの年会費を値上げ | 気になる、記になる…
http://taisy0.com/2015/01/02/43404.html

上の記事のおおまかな趣旨としましては、
現在イギリスとドイツの2カ国において、Apple Developer Programの年会費が値上げされたことが確認されており、
日本では幸いにもまだ値上げが確認されていないことを指摘しています。

最近の日本では円安ドル高の影響を受け、アップルに限らずそれ以外の場面からも軒並み値上げを強いられている面がありますので、
今後の世界情勢的に見て、いつかは日本でも年会費が引き上げられる可能性は高いと思います。


過去に日本で行われたアップル関連の値上げに注目しますと、
つい最近の出来事としましては、今現在の時点で販売を停止しているSIMフリーのiPhone 6の価格高騰が記憶に新しいですが、
過去には2013年に行われた価格改定として、有料のiOSアプリの最低販売価格が85円から100円に引き上げられたこともありました。
上の2つはどれも為替レートの変動を受けてのものですので、これらを顧みると日本における値上げの可能性がより現実味を帯びてくるのではないでしょうか?



 また「わたくし管理人は、本件についての影響はあるか?」という点ですが、
端的に言えば一秒一刻を争うほどの影響はあります。(^_^;)

以前本ブログでも述べたことがあるのですが、私はアップル系のプログラマーとして上述のプログラムに個人登録をしています。
そのプログラムにおいて、先月12/20になり有効期限切れを知らせるメールが私の元へ届きました。


 世間ではよく「Apple Developer Program」と一口に言いますが、
実際はおおまかに見ますとiOS向けとOS X向けの2つが別々に存在します。
さらに詳しく言えば、どちらにおいても登録区分として「個人」と「企業/組織」の2つの中から一方を選択する必要があり、
複数人の組織から成る会社などに属さない個人開発者向けに限って言えば、iOSとOS Xのそれぞれにおいて年間¥7,800(税別)の登録料が必要です。(詳細はこちら)
契約後はすぐに権利が有効になり、特に何もしなくても1年間の有効期限がスタートしますが、
有効期限が切れた場合は自動的に契約が更新される仕組みではありませんので、毎年1回のペースで必要に応じて手動での更新が求められます。


 このような事態を引き起こしたのは更新を忘れていた私に落ち度があるのですが、今回は敢えてそれを逆手に取り、
以降の内容としましては、
値上げを危惧しての個人的な登録と同時に、以前の投稿にて詳しくご紹介できなかった点である「iOS Developer Program」の登録方法について解説したいと思います。

なお下記の手順では2つが必要ですので、読み進めて頂く前に予め明記しておきたいと思います。


・年間登録料¥8,424(税込)
 公式では税抜き表示がデフォルトであるかのように案内されていますが、¥7,800(税抜)ではなく実際は消費税込みの¥8,424(執筆時における8%の場合)が必要です。

・クレジットカードまたはApple Storeギフトカード
 今回のように実際にはモノが届かない支払い(ソフトウェアのダウンロードコードなども該当)には、「銀行振込/コンビニ振込」・「代金引換」・「Appleローン」による支払いは利用できません。(詳細はこちら)
今回の場合、¥8,424を支払える上記いずれかのカードを用意して下さい。




 まずは最初ということで、下のリンクからiOS Developer Programのトップページへアクセスしてみましょう。
こちらからも分かりますように、本日1/2の時点では¥7,800(税別)からの値上げは行われていないようです。

iOS Developer Program - Apple Developer
https://developer.apple.com/jp/programs/ios/

今まで一度も登録したことが無い方は「今すぐ登録」のボタンを押し、そうでない方は上のメニューの「メンバーセンター」をクリックしてログインしましょう。
※過去に登録していた方で、さらには有効期限が切れている私ような場合でも、
登録したアカウント自体が失効したわけではありませんのでログインは可能です。


 私の場合、アカウントの作成作業については過去に済ませていますので、
以降ではこのようなアカウント作成作業の詳細は省き、「有償で行われる年間登録の更新作業」について詳しく述べていきます。
アカウントの作成についてご期待していた方は申し訳ございませんが、どこか別のサイト様をご覧頂ますようお願い申し上げます。m(_ _)m

ですが年単位の契約の方法など、おそらくは共通で設定する箇所もあると思いますので、
こういった方に対しましても少しはお役に立てるページになっていると思います。



 下はログイン直後に表示された画面です。
トップページの時点で、「Your iOS Developer Program(s) has expired.」の表示が既に堂々と構えています。


肝心の更新については、同表示の近くにある「renew your membership」をクリックすると行えます。


 無事、更新作業のページに遷移しましたでしょうか?
ここからはiOSまたはOS X、どちらのプログラムの年間登録を更新するか選択します。
何度も申し上げています通り、本プログラムは無料ではなく "有償" ですので、
くれぐれもお間違えがありませんようにご注意下さい。

冒頭での紹介は省きましたが、
iOSとOS Xの他に、Safariの拡張機能を開発するためのプログラム(こちらについての登録は無料)も存在します。

私は「Mac Developer Program」および「Safari Developer Program」には加入したことがありませんので、
今回は「Your membership has expired. Renew your membership now.」の表示がある「iOS Developer Program」の方を選択します。
該当のプログラムの脇にあるチェックボックスにチェックを入れ、画面右下の「Continue」ボタンをクリックします。


 支払い確定の確認を行うため、今回の課金内容の詳細が表示されます。
内容に問題がなければ、続けて「Continue」ボタンをクリックします。


後は最終確認の「Buy Now」ボタンをクリックするだけで完了するように思えますが、実際にはまだまだ続きます。



 今まで英語のページで手続きを進めてきたのにも関わらず、今度は日本のApple Online Storeのページに飛ばされました。
この挙動自体は最初からこういった仕様ですので、今度は前述のDeveloper Program内で使っていたものと同じApple IDを使って改めてログイン(サインイン)して下さい。


普段からプライベート用と開発用などの目的で複数のApple IDを使い分けている場合、
ここで間違えてプライベート用のApple IDでログイン(サインイン)しないようにご注意下さい。

実際は間違えてもログインし直せば大丈夫ですが、
もし間違えた状態で購入手続きを完了させてしまった場合、開発用途のApple IDに権利が付与されることにはなりません。

ログインが完了しますと、今回の課金内容が日本語表記で初めて見られます。
私は日本に住んでいるということで、つまりは日本のApple Online Storeで購入(課金)するために急遽英語のページからリダイレクトされたようです。


このページから「続ける」ボタンをクリックし、さらに「ご注文の確定」をクリックすることでようやく購入処理が完了します。



 これにて、今から一年分のライセンス契約の更新が終わりました。



なお、処理が確認したかどうかの確認方法としましては、
1つは画面の表記通りに、Developer Programに連絡先として登録したメールアドレスにそういった旨のメールが来ていないか確認する方法か、
または画面上の「Apple Developerに戻る」のリンクなどから再度ログインし、更新前の「Your iOS Developer Program(s) has expired.」という表記が無くなっているか確かめる方法があります。

登録完了を知らせるメールの例
登録完了後の初回ログイン時のみ、
Thanks for renewing your Apple Developer Program membership.」の表示がトップページに現れます。

または上の写真でも示唆されています通り、
ページ上部の「Programs & Add-ons」のタブからも確認が可能です。
登録完了前は「Enrollment Pending」(登録保留)の表示であったのに対し、完了後は有効期限が満了するまでの期日に切り替わります。

登録前
登録後
私の場合、
iOS Developer Programの有効期限が、本日から来年の1/2までの表示になっていることからも、
今回行った更新が正常に出来ていることが分かります。

また念のため、
このような表面上の確認だけでなく、皆様におきましては「iOS端末の実機へのアプリ転送などが行えるか?」といった実作業的な面も確認されると良いと思います。




 今回ご紹介したかった内容は、これにて以上になります。

本投稿の内容を実践することで、私が以前投稿しました自作iOSアプリの実機テストの方法の記事も試せるようになりますので、
宜しければ是非そちらの方についてもご覧ください。



 また脈絡もなく突然ふと思ったのですが、
昨年末に、安部首相が「アップルが日本にアジア最大の研究拠点を作る」と発言してから幾数日が経過するものの、
その後アップル公式からは特に何も触れられていないように思います。
公式サイトのホットニュースのページでも音沙汰ありませんし、
今となっては、その真偽以前にこのような発言を忘れてしまっている方も多いのでは?とも思います。

もし本当であるのなら、アップルが日本でどのような研究を行うのかが非常に気になるところですが、
それとの関連性が見い出せそうな最新の研究事例としましては、東京駅の案内アプリである「JR東日本 東京駅構内ナビ」が出ているみたいです。

JR東京駅でiBeaconを利用したナビゲーションシステムが12月18日にスタート - 週アスPLUS
https://itunes.apple.com/jp/app/jr-dong-ri-benapuri/id820004378?mt=8&uo=4&at=11lPNI

こちらのアプリ、将来においてその活用が期待される「iBeacon」という技術を用いて作られているそうです。

また今までに私が行ってきたiOSのアプリ開発としましては、
ハードそのものよりもソフトの機能をふんだん使ったものの方が多かったため、2015年からはハードの機能をより活かせるアプリ開発にも積極的にトライしていきたい次第です。


 実際のところ、このアプリは新たに建設される研究施設との関連があるのかは分かりませんが、
今年2015年のアップル的動向としましては本国であるアメリカのみならず、日本におけるこういった新たな動きにも注目できる一年になる予感がします!

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